三浦綾子文学 データベース
どんなに忙しくても、一日に十分(じっぷん)の時間を誰かのために割(さ)くことはできないかと思ったのだ。三浦綾子『小さな一歩から』より
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仕事というものは、何でもみんなつらいものさ。何せ、仕(つか)える、事(つか)えると書くのが仕事だと、よくじっちゃんが言っていた。三浦綾子『続泥流地…
虚無とは、自己を喪失させ、亡びに導く一つの力であると言える。虚無に堕ちているか、どうかに気づくことは、結核や癌の早期発見以上に大切なことなのだ。三…
この世は虚しさに満ちている。だから、この世に対して虚無を感ずるのはむしろ当然である。三浦綾子『光あるうちに』より
人間には確かに弱い者いじめの根性がある。相手が怯えれば怯えるほど、おもしろくなる。三浦綾子『あのポプラの上が空』より
人間にはどの人の心がいいか悪いか、ほんとうの話は見当がつかないんだよ。三浦綾子『塩狩峠』より
人間は信ずべきことは容易に信じないが、信ずるに値しないことは、かえって容易に信ずるという弱点がある。三浦綾子『命ある限り』より
人間はみな「ほめられたい」「認められたい」という強い願いを持っている。三浦綾子『新約聖書入門』より
男という者は、勲章が好きなものだ。三浦綾子『新約聖書入門』より
向上したいという思いと、どこまでも堕ちてやれという思いが、実に自然に同居するものなのですね。三浦綾子『雪のアルバム』より
人間が誤りやすいものであると自覚することは人生にとって非常に大切であると思う。三浦綾子『あさっての風』より
そうですよ。人間っていやなものですよ。でも、自分もその人間の一人なのよ。三浦綾子『ひつじが丘』より