『赤い帽子』ミニ解説  森下辰衛

赤い帽子(あかいぼうし)
夫が突然死んではじめて自分が妾だったと知った三津江と幼い一人息子康志が辿る悲劇を通して、冷酷で卑猥な人間の目を描く。棘棘した心の塀を超えようとして凍えながら赤い帽子を挙げる幼子に受難のキリストが重なる。

初出 … 農業北海道1972年6月
出版 … 『死の彼方までも』光文社1973年12月
現行 … 『死の彼方までも』小学館文庫・小学館電子全集

『死の彼方までも』小学館文庫

『死の彼方までも』小学館電子全集

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