1988(昭和63)年6月18日:午後、函館市にて講演「題不詳」

1988年6月18日(昭和63年6月18日) 66歳
6月18日、午後「題不詳」函館市Aホテルにて講演。

 午後オリーブの会の講演会場Aホテルへ。開会直前、吉田会長より、もう一人の講師急病にてピンチヒッターを三浦に頼むとのこと。三浦僅か五分の間にメモをして、三十分間のスピーチ。満員の聴衆を幾度も笑わせながら先ずは上々の出来。つづいて私の講演一時間。体調良好。講演中今日は目まいせず。
 講演後、思いがけなく旭川啓明小学校時代の教え子岡本秀夫さん他数名から花束を贈られる。教え子というのはなんと懐かしい存在であることか。ふと見ると、同じく啓明時代の同僚小川芳子さん、目に涙を一杯たたえて、ロビーの片隅で私を見つめていた。思わず飛びつく。生来優しい人、私の体をしきりに案じて涙とまらず。

三浦綾子『生かされてある日々』新潮文庫より

関連記事

  1. 1934(昭和9)年4月1日:綾子、旭川市立大成尋常高等小学校6年生に進級。

  2. 1955(昭和30)年6月18日:三浦光世との出会い

  3. 1976(昭和51)年6月18日:「題不詳」北海道大樹町にて講演。

  4. 1984(昭和59)年6月18日 :『三浦綾子作品集 第十一巻・泥流地帯、続泥流地帯』に光世宛の献辞を書く

  5. 2017(平成29)年4月1日(土)~5月28日(日):三浦綾子記念文学館2階第4展示室にて「春のおもしろ企画展 三浦綾子が愛した食・三浦文学で孫育て」が開催。:

  6. 2014(平成26)年4月1日(火)~6月29日(日):三浦綾子記念文学館「『氷点』3連続企画展 追体験で味わう”『氷点』の聖地”見本林」が開催