開館記念日特別講演 セーラー服歌人・鳥居講演会

20年前の6月13日、文学館の歩みが始まりました。
その6月13日、開館20周年記念事業として、文学館で講演会「生きづらさに寄り添いながら-歌人・鳥居の今」を開催しました。
田中綾館長がぜひ鳥居さんをお迎えしたいということで、今回のことが実現しました。
鳥居さんは、初めての賞を受賞した際に北海道で授賞式があったそうですが、出席することができず、今回の講演が初の北海道。応援してくださるファンの方も北海道在住の方が多いとのことで、鳥居さん自身、旭川でファンの方にお逢いできるかもと心待ちにされていたそうです。
鳥居さんを文学館にご案内すると、第一展示室のデザインや第二展示室のピンクのグラデーションに「かわいい~!」と歓声をあげてくださって、「ここ、デートスポットにすればいいのに~。こんなにきれいな緑が外に広がっていて、こんなにかわいい内装で、絶対いいと思います」と嬉しい言葉を頂きました。鳥居さんは近隣の文学館を訪ねることもあるようで、展示の一つ一つに、特に綾子さんや光世さんの短歌に深く興味を示してくださいました。

講演では田中綾館長が聞き手をつとめ、鳥居さんは、生い立ち、短歌に出会った頃のこと、短歌への想い、学ぶということなどを、透明感のある声で丁寧に話してくださいました。
お客様からの質問もたくさん頂きました!
事前打合せの時に、何度か「ファンの方達との時間を大切にしたい」とおっしゃってくださった鳥居さん。その感謝の気持ちが講演での話し方や質問への答え方にとても現れていたように思います。
「鳥居さんの勉強したいことは?」という質問に対して、「漫画の画を描く勉強」と答え、その理由として「短歌って人気ないんですよ~」という言葉に一同大爆笑。「漫画なら手に取ってくれるかもと思い、漫画で短歌を紹介していきたい」と答えてくださいました。綾子さんや光世さんの短歌のこともそんな風に紹介してくださったらすてきですね。
「どのように短歌を作るのですか?」の質問には「ワードを使いますが縦書きにこだわっています」との答えに、田中綾館長も「横書きだとどこか……」と共感し、皆様も深く頷かれていました。

講演会終了後は、会場で販売していた鳥居さんの歌集『キリンの子』と『「キリンの子」を読む」のサイン会を行い、それに参加してくださった方ともゆっくりお話をされていました。

大阪から北海道への移動は大変だったことと思います。
鳥居さん、ありがとうございました!